青空の果てまで

オタクの備忘録

Tokyo 7th シスターズ 4thライブ2日目雑感

 

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Tokyo 7th シスターズ 4th Anniversary Live -FES!! AND YOUR LIGHT - in Makuhari Messe Day2 に行ってきたのでそれについて。

 

 

今回の記事は演出やセトリ等ネタバレが含まれてます。ディレイビューイングが控えているので、気になる方は閲覧注意です。あとめっちゃ長い。

 

 

 

 

 

 

 

総評

未だにほとぼりが冷めていないので「これだ!!!」って言えないんだけれど、あえて言うならば

 

 Tokyo 7thシスターズだからこそ魅せることができた最高の『エンターテインメント』空間

 

これほどまでの『エンターテインメント』を、まさかナナシスが見せてくれるとは正直意外でした。

 

所謂二次元アイドルコンテンツなんてのは何処まで行ってもエンターテインメントでしかなくて。描き方、魅せ方は変われど結局は歌って、踊る。エンタメでしかないんですよ。商業なんです。

 

Tokyo7thシスターズはこれまでの4年間、エンタメ性を削りに削り切っていたコンテンツで。二次元アイドルものである以上エンタメ性から決して逃れることはできないのだけれど、それでも足掻いて、藻掻いて、苦しんだ末にあるその瞬きに人間性を映し出してくれるコンテンツがナナシスで。

 

 

『誰かの背中を押すこと』

 

 

輝いてるアイドル達を見て、そこから何かをもらう受動的なものでは決してなく。

一人でもいいから誰かの心に入り込んで、その人の経験、生き方とリンクさせて、そっと背中を押してくれる。

主役はアイドルじゃなくて、アイドルを見ているこちら側なのがナナシスの面白いところだなぁと思います。描きたいものは『アイドル』ではなく、『人間』なんですよ。

 

 

今回の4thライブのパンフレットの茂木ポエムからもそのことが推察できます。

 

仕事現場での社会性うんぬんはともかく、「素」の要素が多いほど、

そもそもその成果物自体がエンタメになり得ないことが往々にしてあるからです。

 

自分は幸か不幸か物を作ってそれを生業としている人間です。

そしてこれも幸か不幸かですが、いつのまにかエンターテインメントに魅せられて、その仕事を望んだ人間です。

だから自分の「素」というものの価値を信用していませんし、

しかしながら「素」でしか込められない魂というものがあることも知ってきます。

 

ナナシスをエンターテインメントでありつつ、

商業サービスという衣に完全に包まれてしまわぬように作ってきたのも、

そんな理由があったりします。

 

(引用:Tokyo 7th シスターズ 4th Anniversary Live -FES!! AND YOUR LIGHT - in Makuhari Messe 公式パンフレットより)

 

 

一つの魂を極限まで鋭く細く削り、尖らせてきたナナシスだからこそ描けるエンターテイメントの形が今回の4thライブだったのかなと思う。

- FES!! AND YOUR LIGHT - のサブタイトルの通り、まるで、なんでもない日に、ふいに立ち寄ったお祭りのようなライブでした。

長いな!結論!

めっっっっっちゃ楽しかった!!!!!!!!!!

 

 

演出について

真っ赤な帽子を携えたサンタに思い焦がれていた、幼少期の白い粉雪舞うクリスマス前夜のような。淡い薄紅色の桜舞う季節、少しブカブカなおろしたての制服に裾を通した時のような。

何が来るのか。何が始まるか判らない。

ワクワクとドキドキが終始心を摑んで離さない、そんなライブだった。

 

公演が始まる前に、若王子ルイがライブ前恒例の注意喚起してくれたんだけど、その最後にこんな一言を漏らしてたんだよね。

 

「今日はセブンシスターズは出ないけれど…いや、今日出る彼女達はセブンシスターズの後輩とも言える。そんな彼女達なら、もしくは…?」(うろ覚え)

 

会場中の支配人一同。顔をキョロキョロと見合わせ、え?え!?一体何が起こるんです?!とどよめきが止まらない中、会場は暗転。そして爆音と共にライブが開始。

 

ほんっっっっと楽しい祭りの時間だった…終始ワクワクドキドキの連続で心臓が持たなかったです。

若王子の発言について詳しくは後述します。

 

また、今回は3rdライブの時とは違い、花道を無くしたメインステージのみ・・・かと思いきやゴンドラとバックステージを活用したまるでフェスさながらの演出が特徴的だった。

 

自分の席が1Fでたまたまゴンドラの通り道沿いだったので演者との距離が近かったのは本当によかった。正確には近いから良かったのではなく、『あぁ、今この瞬間の彼女達は、本当にどうしようもなくアイドルなんだ。』という現実を目の当たりにできたからだ。

そこには、2034年で活躍する彼女達がいて。

この瞬間は、この時間だけは僕は2034年にいて。

 

アイドルなんて大嫌い!』と叫んでいた彼女が、向日葵のような笑顔で手を振ってくれている。そう思うと、僕は涙がどうしても止まらなかった。ありがとうTokyo7thシスターズ・・

 

ロッコが少し早かったとか、バックステージは席によっては見えずらかったとか、不満も無いわけじゃないけれどフェスにちなんだ最高の演出だったとおもう。

 

 

 

セトリについて

今回のセットリストはこちら

  1. MELODY IN THE POCKET/777☆SISTERS
  2. STAY☆GOLD/777☆SISTERS
  3. snow in “I love you”/777☆SISTERS
  4. PUNCH'D RUNKER/The QUEEN of PURPLE
  5. Clash!!!/The QUEEN of PURPLE
  6. Fire and Rose/The QUEEN of PURPLE
  7. Winning Day/KARAKURI
  8. AMATERRAS/KARAKURI
  9. B.A.A.B/KARAKURI
  10. -Zero/KARAKURI
  11. アイコトバ/Ci+LUS
  12. シトラスは片想い/Ci+LUS
  13. SHAKE!!〜フリフリしちゃえ〜/はる☆ジカ(ちいさな)
  14. ハネ☆る!/はる☆ジカ(ちいさな)
  15. SHOW TIME/CASQUETTE'S
  16. マスカレード・ナイト/CASQUETTE'S
  17. ひまわりのストーリー/Le☆S☆Ca
  18. タンポポ/Le☆S☆Ca
  19. Behind Moon/Le☆S☆Ca
  20. YELLOW/Le☆S☆Ca
  21. 14歳のサマーソーダ/サンボンリボン
  22. セカイのヒミツ/サンボンリボン
  23. SAKURA/WITCH NUMBER 4
  24. 星屑☆シーカー/WHICH NUMBER 4
  25. Crazy Girl's Beat/4U
  26. TREAT OR TREAT?/4U
  27.  パフェ・デ・ラブソング/4U
  28. プレゼント・フォー・ユー/4U
  29. Lucky☆Lucky/4U
  30. KILL☆ER☆TUNE☆R/777☆SISTERS
  31. 僕らは青空になる/777☆SISTERS
  32. FUNBARE☆RUNNER/777☆SISTERS
  33. スタートライン/All cast

 

全部の曲、全部話したいことがあるから各ユニットごとにつらつら述べます

 

 

 

777☆SISTERS

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『MELODY IN THE POCKET』のイントロが始まった瞬間の彼女達の表情を見たとき、安堵感で全身が弛緩し涙がこぼれ落ちた。ステージには他の誰でもない「彼女達」がいて。

 

武道館公演を経た彼女達が魅せてくれるステージは圧巻の一言だった。幕張という大舞台にも関わらず本当にリラックスしきった表情で。会場中に笑顔を咲かせる彼女達は『アイドル』でしかなくて。

かつてセブンシスターズに憧れたように。かつて誰かに背中を押してもらったように。今度は自分達がそうなるのだと。

確固たる『意志』を心に宿した彼女達が魅せるパフォーマンスは最高のエンターテインメントでした。

 

個人的に中島唯さんが、終始ヒメと重なって見えて仕方がなかった。キャラが憑依しているというよりかはそこに野ノ原ヒメがいたんだよ・・すげぇことだよほんと・・

今回は中島唯さんだけじゃなくて、他の演者様方全員本当に777☆SISTERSそのものだった。

過去の公演では正直、篠田みなみさんしか重なって見えたのは居なかったんだけれども。

 

武道館公演を経て、確かな『自信』と揺るがない『意志』を持った彼女達の背中にはセブンシスターズを思わせるカリスマ性が付いていて。

1st liveのH-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A-!!とかEPISODE.3.0-001「いつか青空を超えて」のコニーさんのセリフ*1etc.

彼女達のここまでの歩みに思いを馳せていたら、涙で顔がぐちゃぐちゃになってしまっていた。エンターテインメントで感情をぶん殴ることができるナナシス、本当に強いとおもう。

 

あ、あと久々にライブでスノインを聞けたけどやっぱり最高幸福ソングでしかなかったなー。最初のゴンドラ演出が確かこれだったんだけど心の中がありがとうで埋め尽くされてたので感想もありがとうしか出てこない。本当にありがとう777☆SISTERS、、、、

 

 

後半3曲について、以下の各ユニットのコメント見てもらえれば分かるけれど、ひたすら涙しっぱなし、笑顔になりっぱなしのフルスロットル休憩無しだったので最後3曲も相変わらず涙でぐちゃぐちゃだったし、楽しかったしで本当に記憶がない…

BD出たらちゃんと確認します…ぐすん

 

 

The QUEEN of PURPLE

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彼女達のパフォーマンスの時間は、「あぁ、やっぱりライブってのは生ものだよな」と激しく実感した時間だった。

登場とともに激しいレーザー光と爆音のギターが流れたんだけれど、聞き慣れないイントロが流れて会場中がどよめいてて。

その刹那、爆炎とともにPUNCH'D RUNNERが流れた時には「やったーーーーーーーーー!」と絶叫してしまった。隣の支配人さんびっくりさせてごめんなさい。

大気を震わせかき鳴らす轟く爆音のギターリフと、眼球を焦がすかのようなギラつくレーザー光が、彼女達の絶唱と共にセブンシスターズの曲を、The QUEEN of PURPLEの始まりの曲*2を歌う姿はまさに世代を越えた"繋がり"を感じさせる『バンド』でした。

脳神経はショートし雑多な思考は彼方に吹き飛び、心臓の鼓動は熱く速く、身体中を巡る血が燃え滾っていくのを感じた時。

腕を青空よりも高く上げ、身体は自分の意志と無縁に踊り狂い、関節域を超える勢いで首を振る限界オタク僕が出来上がってた。隣の支配人さんびっくりさせてごめんなさい。

 

先述したルイ王子の発言はこれですね。ほんっっっっと、最高でしかなかった。SNSやらを見ると、「歌が完璧じゃなかった」とか、「歌詞が違う」とかそもそも「セブンシスターズを歌うなよ」とか。

 

うるせーー!--!!知らねーーーーー!!!

 

しかない。彼女達が魅せてくれた最高ロックに魂をぶん殴られた僕がいるだけで勝ちだ。本当によかった………。QOP単独絶対いくって決めました。本当にありがとうQOP。衣装えっちでした。

 

 

2019年5月『The QUEEN of PURPLE』1stミニアルバム発売

さらには、

 2019年6月9日Zepp Tokyo、6月14日Toyosu PIT『The QUEEN of PURPLE』単独ライブ開催

が決定してるので、みんな絶対買って行こうな!!

 

 

 

 

KARAKURI

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2ndライブ以来の久々のステージだったけれど、微塵もそれを感じさせない、圧倒的カリスマ性を放つ圧巻のパフォーマンスだった。

 

個人的な意見なんだけれど、一般的なアイドルソングとはかけ離れてるKARAKURIの楽曲はどうしても音の『ノリ方』が異なるとおもっていて。果たして、皆KARAKURIの曲を楽しめるのかな…。みたいな激寒超上から目線の余計な杞憂が脳をチラつくんだけれども。

 

ハッと気が付くと踊り狂ってる僕がいました。甘くも鋭い秋奈さんの歌声とバンドアレンジされたEDMサウンドに酔いしれて、快楽に犯された空間だった。

 

あと再三言われてるけどMCのときのポンコツっぷりがほんとだいすき。

歌ってるときのクール秋奈さんからとのギャップがかわいくてしんどかった。

なんと今回、ライブ衣装を一部自作した(確かイヤリング?だった)らしく、なんというか、KARAKURI本人でもあり、KARAKURI二人の親友のような。。

ナナシスというコンテンツを愛して、大事にしているのがすごく伝わってきて、ありがとうとしか感じなかったんだよ・・・本当にありがとう・・

 

今回初披露の『Winning Day』と『AMATERRAS』なんだけれど、正直マジに記憶がない。気持ち良すぎて。音に酔いしれる快楽で脳が犯されていたのでBD化したらちゃんと見返したい。

 

 

 

 

Ci+LUS

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もう、なんといいますか。ぽえきゅんの暴力をこれでもかと見せつけられた時間だった。

曲が可愛いのは勿論なんだけれど、優しくもどこか儚い言葉選び、可愛いくも艶っぽい仕草、柔和なのに何処か凛とした表情。

可愛さとコケティッシュな可憐さが同居するような。

可愛いだけじゃ収まらない、たくさんの魅力が詰まったユニットだと改めて思い知らされた。というか演者様二人が強い。二回目のステージとは思えない場慣れしたパフォーマンスが支配人をぽえきゅんの虜にしてた。

 

個人的にマコトがステージに立っているという事実だけで泣きそうになってた。

Ci+LUSエピでもあったけれど、男性恐怖症で。心優しい彼女は、心に傷を抱えていて。

支配人と出会って、その傷がゆっくり塞がり始めたんだよね。

はじめは支配人のためだけにアイドルをしていくわけだけど、ナナスタのみんなと出会って、ぶつかって、乗り越えて。

少しずつ自分の世界を広げていったマコトは、お兄ちゃんのためだけではなく誰かに届きますようにと歌えるようになったんだよね。

 

アユムも、誰かの幸せを願うことができる本当に心優しい女の子で。

 

恋に恋するふたりは、まだシトラスの香り」

 

自分のために始めたはずなのに、いつの間にか誰かの幸せを願ってるふたり。

世界を幸せにできるのは彼女達Ci+LUSなのかもしれない…なんてライブ中に思ってた。

 

ゴンドラ演出で近くに二人が来たときは周りの目も憚らず叫んでた気がする。

2019年3月『Ci+LUS』2ndシングル発売が決まっているのでみんな絶対買おうな!

 

 

 

 

 

はる☆ジカ(ちいさな)

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 強い。本当に強かった。

このコンテンツ内で、一番アイドルアイドルしてるユニットなのでは?と思うくらい強い。アイドル力というパラメータがあるならばアイドル力SSS+って感じだ。振り切れてる。

 

両曲とも、最高にオタクがノリやすい曲とでもいうか、オタクとアイドル間のコミュニケーションツールとしての、コールアンドレスポンスがめちゃくちゃしやすい。楽しい。振り可愛い。曲可愛い。衣装可愛い。役満

しかも、登場時、正面ステージからではなく、バックステージから登場してきたのは本当にびっくりした。

 

 

だけどね、自身の席の関係上、バックステージのほうが全然見えなかった。

米粒が動いてる的な感じだったのでBD化したら確認したいな。

 

はる☆ジカ(ちいさな)はナナスタで行われたクリスマスパーティーをきっかけに結成されたユニットで。まるで生まれたてのような、初心者姉妹として(ちいさな)が付けられてるんだよね。

 

全日本弟をダメにする姉ランキングNo.1の春日部ハルと。

 魚屋の娘なのに生魚食べられないおでこ可愛い晴海カジカによる、

ナナシス内での立ち位置をエンターテインメントに振ってるユニットなので今回のライブには一番映えていたんじゃないかなーとおもいます。

 

ちいさな姉妹最高でした!!

 

 

 

CASQUETTE'S

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はい、きましたねキャスケッツ。

正直ね、このユニットが発表されたときには「う~~~~~~ん、寄せ集め感拭えないなぁ」なんて無粋なことを思ってたわけです。

メインEPISODE準拠で深い関わりもそれほどなかった彼女達ですし、なんとも言えない気持ちを抱えたんですね。

 

"お姉さん"ユニットとして活動するわけなんですが、ライブパフォーマンスを受けてこの考えを改めました。

 

うん。推せるわ。

 

そもそもね、アイドルコンテンツで年増(失礼)って、いいのか?なんて疑問が最初から自分にあったんですよ。アイドル物と聞くとどうしても、『青春』『成長』『輝き』みたいなものから10代の女の子を強く強く連想させるんです。

アイドル物においてのアイドルの定義について自論を述べると、(大人からしたら)もう取り戻せないあの頃の輝きを投影する偶像がアイドルなのかなと思っていて。同じ人間であるという共感と、アイドルとファンであるという確かな境界。その越えられない境界に夢や希望を託してしまう。一緒に背負ってくれるんですよ、アイドルって。そしてアイドルは最高のパフォーマンスで僕たちに笑顔を返してくれるわけで。

そういう考えなので、アイドル物のお姉さんに対し、アイドルコンテンツを形作るキャラクターとして"いる"必要があるのか?なんて思ってたんです。(お姉さん好きの方が見てたらほんとごめんなさい。)

CASQUETTE'Sのパフォーマンスを受け、それに一つの答えが出たんです。

 

 

『誰かの背中を押すこと』

 

これがナナシスの、アイドルコンテンツとしてのナナシスのテーマで。

何か大きな夢を叶えようとかではないけれど、1人でもいいから誰かの心の中に入り込んで、その人の経験、生き方とリンクさせて、背中を押してあげる。それは、単純なことで小さなことかもしれないけれど、一番確実な、現実的な、温かいものだと思うんです。

頑張れとかではなく、一緒に手をとりあって、僕らで始めてくれるのがナナシスで。

 

茂木監督曰く、

「誰かの背中を押すこと」はきっとアイドルでなくて「誰にでも」出来る。

僕たちがここにいる理由はそれ以外になくていい。

だからこれはきっと「アイドルの物語」ではなくて「人間の物語」

 

ハッとしました。彼女達には彼女達だけの物語があるわけです。

少女には少女の物語が。

お姉さんにはお姉さんの物語があると。

無垢な少女らが経験していないことも経験してるわけです。お姉さんだから。

そして、アイドルはアイドルじゃなくてもいいんですよ。

 

淑女たちの強さと可愛らしさを織り込んだCASQUETTE'Sの魅力は、少女よりも一歩先を行くお姉さんだからこそ、表現できるのかなって。

 

彼女らのパフォーマンス中、彼女たちの人生(ゲーム内EPISODE)に思いを馳せていたら、自然と涙が頬を伝っていました。

 

気付いたら曲のこと全然触れてないけど、本当に本当によかったんだよ…

彼女達の"物語"は始まったばかりなんだよね。少女達にはまだきっと少し早い、お姉さんの物語をこれからも描いていってほしい。

チャチャ様の声ほんとよかった…すき…

 

 

 

Le☆S☆Ca

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初登場が2ndライブだったのだけれど、その頃の"初々しさ"みたいなものは良い意味で本当に無かった。

始めてメインメンバー以外から結成されたユニットで、『十代の甘酸っぱい青春の日々』をテーマに活動してる彼女達はある種の"初々しさ"が魅力のひとつで。

 

Le☆S☆Caはこれまで現実と理想の乖離に苦悩する歌を歌うことが多いです。

楽曲『yellow』においても「自分なら羽ばたけるはず」といった捨てきれない理想への願いと、「未だ羽ばたけていない自分」という現実のギャップに苦悩する様子が垣間見えます。

彼女達はそれでも、「自分のちっぽけな背中を信じていたい」んですよ。

少女の持つ脆弱性と、か弱い力強さみたいなとこにLe☆S☆Caの魅力があるわけです。

 

しかし、メモリアルライブでも披露した『ひまわりのストーリー』。

 

キミはいつかの少年
頬濡らして旅に出ようと靴を磨いた
もう一度 翔ぶ気なら
青空まで連れてってあげる


誰でもないキミ探して
入道雲に届きそうさ
ためらいなど吹き飛ばして
大空に浮かべよう

 

 

苦悩から一歩前へ足を踏み出して、僕たちと共に歩んでくれる彼女達の姿がそこにはあって。

か弱い少女が、それでも僕たちの背中をそっと押してくれることに今回の4thライブでも涙してしまいました。

 

等身大の女の子達が今後どんな景色を見せてくれるのか、本当に楽しみです。

何が言いたいって、2019年4月『Le☆S☆Ca』待望のニューシングル発売が決まってるのでみんな絶対買おうな!!!!

 

 

 

 

 

サンボンリボン

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ナナシスのライブって、終演後の舞台裏映像*3がモニターに流れるんですよ。

でね、サンボンリボンじゃんけんを仕掛けてきまして。僕グーを出したんですけど、サンボンリボンは三人揃って指をサンボンを出してきたわけですよ。

 

この瞬間僕はTokyo 7thシスターズに負けました。勝てませんわ、ほんと。だいすき。

 

 

 

 

 

WITCH NUMBER 4

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もう~~~~~~ほんまこのユニット~~~~~~~~~!!!!!(歓喜

只々、会場全体が最高幸福空間と化してた。快楽物質に脳が犯されて絶命するかとおもった。小学生並みの感想しか出てこないけれど、2034年で活躍する四人の怪盗は確実に僕支配人の心を盗んでいたわけで。

 

初っ端、『ラバ×ラバ』来るやろなと高を括っていたのですがまさかの『SAKURA』。

会場が淡いピンクに染め上げられたときやったーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!と叫ぶ限界僕がいました。3rd以来のSAKURAだったのでテンションが閾値を遥か越え、臨界点をも安々と飛び越えていった。ほんと無理。隣の支配人毎度ごめんなさい。

 

 

 アニメ・ゲームが大好きな"100ka"

ニコ様が大好きな"R0na"

アイドルが大好きな"HAL"

豆腐が大好きな"HI-ME"

 

 

ベクトルが違えど『大好き』という感情の元集まった4人が生み出す空間なんて、最高幸福空間になるの至極当然なわけだなぁと。

 

『星屑☆シーカー』の曲中なんて、ドーパミンで溺れ死ぬかと思った。無理。

ゴンドラ演出があったわけだけれど、ゴンドラ上から、HALちゃんが最高笑顔で僕に手を振ってくれた事実、命を取り留めただけで奇跡だと思う。きっと永久に忘れない、素敵な時間でした。本当に、本当にありがとう。

 

 

 

4U

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は~~~~~~ほんまこのユニット~~~~~~~~~~!!!!!(2回目)

ナナシスライブにおいて4Uを4Uたらしめたのは何と行っても3rdライブ以降でしょう。彼女達最大の魅力は何と行ってもエンターテイメントにストイックなところなんですよ。どこまでも。

 

きっと、誰よりも誰よりも『Tokyo 7thシスターズにおける4Uの存在意義、パフォーマンス』に関してどこまでも追求を重ね、絶っ対に妥協しない。足りない部分があれば全部努力で埋める。

 

オリンピック選手かよ」って言いたくなるくらいとにかくストイックで。でも決して暑苦しいなんて思うことはなく、彼女達はどこまでいっても笑顔なんです。一番4Uを楽しんでるのが彼女達自身っていうのがいいところだなぁって。

 

他の演者様方にそれがないということでは決してなく、4Uの場合は"発信"も上手いんですよ。自分らの"魅せ方"を解ってるんです。くぅ~にくいっ!!

 

 

そんな彼女達のパフォーマンスが、最高以外にありえるわけもなく。

会場の空気感をすべてを一瞬で4U色に染めてしまうんです。

支配人から4人目のメンバーへと七変化した僕らは、

奏でられる音楽に身を預けて、身体を揺らし、痛快なほど最高の笑顔を浮かべていたとおもいます。

それは本当に、なんでもないお祭りの日のようで。

 

 

4Uに関しては個人的にも思い入れが強くてですね。

一度、僕自身があることで人生に悩み、閉鎖的な日々を過ごしていたことがあって。

それこそ、その時は人生のどん底にいるようで。

劣等感に激しく苛まれ、光なんて、何も見えなくて。

そんなときに、出会ったコンテンツがナナシスでした。

なんとなく見たEPISODE.4Uで、僕は九条ウメに深く、深く感情移入をして。

 

 

EPISODE.4Uにおいて、『セブンシスターズ』によって救われた九条ウメは、『セブンシスターズ』によって人生のどん底を味わうことになって。4Uとセブンシスターズって切っても切れない因縁みたいなのがあるんです。"永遠の輝き"信じていたのに、自分を人生のどん底に叩き込んだ七咲ニコルに対し、セブンスシスターズに対し、アイドルに対し激しい憎悪を孕んでいって。

 

 

決して廃れることのない、『永遠』に重きを置く九条ウメに対し、

例えいつか消えゆく光だとしても、その時だけでも、誰か一人だけでも届けばいいと、

輝ける『一瞬』の素晴らしさを春日部ハルが思いをぶつけることによって九条ウメの心をゆっくりと溶かしていったわけです。

 

 

少しずつ、少しずつ。

セブンスシスターズを受け入れることができた九条ウメが出したシングルは『Lucky☆Lucky』。

 

それはきっと君のもの

等身大の自分でいれたなら

大好きがわかるでしょ?

借り物のHappyはいらない

 

この世界は君のもの

「今日☆次第」を胸に秘めたなら

心はもう自由ね!

生まれた意味なら教えてあげる

ナンテネ☆

 

ずっとひとりぼっちで、人生のどん底にまで叩き落とされた彼女が、

一歩足を踏み出して、一点の曇りもない幸福な楽曲を歌ってる事実に僕は涙を耐えられませんでした。

どん底にいた彼女が、同じくどん底にいる"劣等感に激しく苛まれている僕"に対し、ウジウジ悩むこと、身体が動かないこと。それも「全部等身大のあなただよ」って伝えてくれて。

『等身大の自分』でいられたなら、『等身大の自分』を愛せたらきっと幸せだよって。

 

 

僕個人の経験にリンクさせて、優しく背中を押してくれた4Uの三人には本当に感謝してもしきれないです。

 

EPISODE.4U、本当に良くて、主人公の4Uとナナスタメンバーはアイドルなんだけれどあくまで描いてるものはセブンスシスターズに影響を受けた他人の物語なんだよね。

 

冒頭でも述べたけれど、描いてるのは『アイドル』の物語ではなく直接的に、間接的にアイドルに影響を受けた様々な『人間』の物語であるところがナナシスの良いところ…って話をしたいけれどいよいよライブの感想じゃなくなってきたのでこの話はまた次回。

 

4U最高でした!!!!

 

 

 

 

All cast

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アイドルってなんだろうってよく思うんです。

元気付けてくれるもの。支えてくれるもの。笑顔にしてくれるもの。

千差万別、人によってそれは様々だと思うのですが、彼女達、"Tokyo 7thシスターズ"の一つの『アイドル』の形、到達点こそが『スタートライン』なのかなって。

 

どこかの誰かと 比べたりすんなよ

君が君であること 空に歌えばいい

 

いま 心で揺れた花

いつか君に 届けてみせるから

 

そうだ 何度も描いた線

残ってるから迷わないんだ 

ほら 君へと続いてる

涙が目印さ

 

転んでも(何度でも)

きっとまた(会いに行くよ)

明日へのスタートライン

 

他の二次元アイドルコンテンツに比べると決してメジャーではなく、一歩ずつ、着実に歩みを進めてきたコンテンツで。一歩一歩、本当に少しずつだけれど彼女達と共に歩んできた先に到達した新たな『スタートライン』。

 

彼女達の歩みはこれからもまだまだ続いていくわけで。その隣に、きっと僕も並んでいられたらいいなと、未来に思いを馳せた最高の時間でした!

 

本当にありがとうTokyo 7thシスターズ!!!!

 

 

 

おわりに

見返してみると全然ライブレポとして機能してない拙文だなぁと悲しくなったんですけど、好きなものを好きって言えたので良しとします。雑感だしね!(逃げ)

 

ナナシスは自分の魂を激しく揺さぶったコンテンツで、僕を救ってくれた"恩人"でもあるんです。

 

誰かの背中を押す。

 

それって、簡単なようでとても難しいことで。

彼女達に救われたように、いつか僕も、誰かの光になりたいと、強く思います。

 

気が付いたら1万字程度つらつらと駄弁ってしまったわけだけれど、ここまでお付き合い頂き、本当にありがとうございました。

 

 

何が言いたいかって、

中島唯さん、ご結婚おめでとうございます!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

*1:「あの子たちは、ナナスタなんてちっちゃな箱で収まらないんだよ。もっと遠くへ行くんだ!いつか青空を越えてっちゃうくらい遠くへ!」

*2:正確な始まりの曲は羽生田ミトのデモ曲『The Queen of Purple』。インディーズ時代のセブンスシスターズに強く影響を受けていたのでこのように表した。

*3:キャストさんのやりきった最高笑顔でご飯3杯食える。まじで。