青空の果てまで

オタクの備忘録

諦めと脳内リソースに基づく『ガチエリア』の勝ち方

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スプラトゥーン2、1,000時間くらいプレイしたのに脳内記録を取らないの勿体ないなぁと思ったので今回はスプラトゥーン2ガチエリアについて。

 

「勝ち方」だなんだと表記すると仰々しくなるんですが、あくまで『僕個人』のゲーム体験に基づく思考プロセスをメモりたいだけです。

自分のスプラトゥーンライフの参考文献になれば御の字。

 

上位勢でもないし教則として残したいわけじゃないです。これが正解だとは一切思っていないので「なんか言ってること違うな〜」と思ってもこんな意見もあるんすね〜くらいの気持ちで見てね。あと9割精神論。

 

 

はじめに

勝ち方について語る前に大事な前提なんですけど、対戦ゲームにおいて全ての試合を100%勝つのは不可能です。

 

このマインド、めちゃくちゃ大事なんですよ。プロゲーマーでも百戦錬磨の上位勢でもない僕ら凡人は勝率100%なんて数字出せないです。上位勢でも無理じゃないかな。

 

「何を当たり前のことを…」なんて思うけれど、このマインドがあるかないかで全然違ってきて。

具体的に述べると、『負け』もしくは『負けそう』という試合の結果や過程において消費される脳内リソース量が著しく変わるんですね。

 

勝ちに拘るというのは、エネルギッシュでとてもプラスに働く必要不可欠な思考ではあるんですが、どんなに上手い人でも負けるときは負けます。

 

拘るあまり、負けた要因を自分や味方に対して強いるのは、勝つために必要な思考を大変阻害してしまうので更に勝てなくなる負のスパイラルに突入しちゃうんですよね。これスプラあるあるなんですけど。

 

なので、前提として負けるときは負けるよねという『諦めの境地』に立つことがものすごーーく大事です。上達するにも、精神衛生上も。

 

 

そもそも諦めるって言葉、そんな悪い言葉じゃないんですよ。

「諦め」とは「希望していることを途中で止めること」という意味で、「放棄」、「断念」など、マイナス的なイメージが強いのですが、「諦」という漢字は悪い意味がありません。

 

仏教用語では、satya(サティア)の意味で当てられている漢字でもあり、「真実」、「真理」、「悟り」を指しているいいもじなのです。

 

日本語では「明らかにする」という解釈に近いのですが、日本語の「諦める」と「明らか」は、言葉としては同じ語源であることから、「物事の真実の姿やありさまを明らかにすることで、諦められることができる」という意味に発展していったとされているのです。

 

それが時代を追うにつれて、「明らかにする」の意か失われて、「望んでいることを途中で止める」となってしまいました。

 

引用:「諦めの境地」の意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】 | Meaning-Book

 

 

ドイツの詩人ゲーテは「個人が何事かを達成するためには自分を諦めなければならない、しかし誰もこのことを理解しようとしない」と言っていて。

 

できるわけがないという悟りからが自らのスタートなんだとおもいます。

 

諦めと言えば、ジョジョ7部SBRサンドマン戦大好きなんだよね。ジョニィ・ジョースターが自己を諦めることによって、自分の理想と現実のギャップが埋まったシーン。本来こうあるべきだという自分を諦めてからようやく本当の自分が見えた。そしてタスクact2が発現したわけなんだがやっぱそこからがスタートなんだよなーーーーとおもう。

 

 

話ズレたけど要はゆるくやろうねってこと。

 

 

 

ガチエリア』の勝ち方

諦めの境地に立ってからようやく本題、『ガチエリア』の勝ち方について。

 

ガチエリアで勝つためには言うまでもなく敵チームより長くガチエリアを維持したほうが勝つ。

スプラトゥーンにキルマッチはないのでキルはあくまでエリア確保の手段ってのは当たり前のことなんだけど、重要なのは「敵より長くガチエリアを維持するために求められるものは何か」ってこと。

 

 

結論から述べると「この仲間達と、今、この瞬間に自分がどのように立ち回れば敵を上回り試合に勝つことができるのか」を試合中考え続けることかなーと思います。

 

=脳内リソースを如何にここに残せるか。

 

ここに陣取れば勝てるとか、定石はこうだからこう動くみたいな正解はないんですよね。なぜなら1,000時間プレイしても一度として全く同じ試合展開はなかったので。

 

だからこそ最適な選択を考え続けることが勝つために必要なことです。当たり前のことじゃんって感じだけどそれしかないのかなとおもう。ガチとエンジョイの境目もここ。考え続けるか否か。

ただこれ、脳内リソースを大量に必要にするので中々考え続けられないんですよね。

しかもそれ以外にも大量消費しがちな事柄があるんですよ。

 

それが、ガチマッチあるあるの『味方が弱い』やら『編成』で負けたーってやつ。これめちゃめちゃ分かるんですけどめちゃめちゃダサいんですよね。

 

ダサいのは別として、他人のせいにするのは自尊心を保つ自己防衛反応なのでそうなるのは自然だし実際本当にそれで負けてしまったのかもしれないけれど、それを理由にしてる自分。俯瞰するとかなりきついよね。僕なんですけども。

 

さらっと終われば別にいいんだけれど、その試合を一生引き摺ってTwitterでリザルトを晒しアカウントを特定した上フォロワーと共に戦犯だと徹底的につるし上げるなんかまでやってる人もいるんですよね。いるんかな。まあでも勝ちに拘っていたつもりが気付けば自己が肥大しまくってる人いるよね。僕なんですが。

 

話ズレた上ここまでする人は中々おらんかもだけど、味方のせいにし続けること、事実脳内リソースを大量に消費してしまってるんですよ。なので、本当に大事な、『最適な選択肢を考え続ける』ために必要な枠が脳内に残ってないんですね。

 

だからこそ、先程も述べた『諦めの境地』が本当に大事なんだと思う。負けるときは負ける。それが勝つコツなのかなあと思います。最近の勝率5,6割なんですが。

 

 

じゃあ、具体的に試合中何を考え続ければいいんだよーーーってなるよね。僕が思う勝利に対し個人単位で求められる事項は

 

  1. エイム力

  2. 盤面把握力

  3. 索敵力

  4. クリアリング力

  5. 予測力

  6. カバー力

  7. 忍耐力

  8. 行動力

  9. 報告力

  10. オーダー力

  11. ゲームメイク力
  12. 視野

  13. 知識

  14. キャラコントロール

 

なのかなと思ってて。(他にもあるかも)

特に11が大事。いかに味方と共に試合を運ぶか。

これら全てを高い次元で保てれば個人単位でできることは他にないしほぼ試合に勝てます。ただこれ各々詳しく触れないけど正直多い上、何回も言うが脳内リソースを大変圧迫するんですよね。

 

例えば、対面に手こずり頭の中が手一杯になってしまい気付けば味方は自分一人だけ…とか。

 

上位勢と呼ばれる人達は多分これらの意識配分、切り替え、判断力と力加減が上手なのかなあ。

全体のリソース量、程度はあれ僕らとあまり変わらないと思うんですよ。ただ、彼らは実戦なり練習なりで経験を積むことで個々のコストを下げて持ち込める量を増やしてるんですよね。すごいよね。

 

100できることがあったとき、例えばエイムに30割いて盤面に70割いてたらもう頭パンパンなんですよ。なのでそれぞれのコストを削減し限られたリソース量でいかに脳を回すかって方向で考えてく方が勝ちに繋がります。

 

ひえ〜〜こんなに多くのことに意識割きながらやるなんて無理だよ〜とか、どうしたらそうなれるんだよ〜〜とか僕ら思っちゃうけど安心してね。

 

僕達に全部同時は無理だから。

 

無理なんですよ。全部同時は。じゃバラせばいいです。一つ一つ、一歩一歩。

 

例えば、今週はエイム力を鍛えるぞーとか、今月はクリアリングがんばるぞーとか、今年はキャラコンがんばるぞーとか。

 

いきなり全部は無理です。人間、結果だけ求めると近道をしたがって上手くいかないんですよね。

 

アバッキオの同僚もこう言ってるよ

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引用:ジョジョの奇妙な冒険・第5部「黄金の風

 

 

 

で、さっき述べた11番ゲームメイク力について。

これすごく重要で「この仲間達と、今、この瞬間に自分がどのように立ち回れば敵を上回り試合に勝つことができるのか」ってのが所謂ゲームメイク力なんです。

 

なぜ重要かっていうと答えは至極シンプルでこのゲーム基本的に一人で勝てるようにはデザインされてないからです。仲間と連携しなきゃ勝てないんですよね。だって一人でも回線落ちしたら勝つの厳しいじゃないですか。

 

 

ここで一番やっちゃいけないのが、連携の意味を履き違えてしまうことで。味方が自分の思い通りにならなかったから負けたって結論に至るのが最悪のパターンです。

これ盤面見る力とオーダー力が欠如してる例でもあるんですが、この結論に至ると成長も思考もそこで止まるんですよ。だって自分のせいじゃないし、って。の割に自分で「こういうのよくない」って本当は分かりきってるジレンマから消費される脳内リソース量尋常じゃないんですね。

 

ここにリソース割くの本当に無駄なんですよ。

そもそも、自分と同じ人間が自分の思い通りにならないと赦せないって傲慢にも程があるんですが、正直自分より上手くない人を味方に引くことってどうしてもあります。理不尽な負け方をしてキレそ〜〜〜って青筋ピクピクオタクくんになってしまう瞬間はどうしてもあるんですが、でもそのときだけですね。

 

言ってしまえば弱い味方を引く、弱い編成になるのは自分だけじゃないですから。その試合だけ切り取ってみたらそうかもしれないですが、ガチマッチ全体の統計とったら皆だいたい同じくらい戦犯候補を引いて、だいたい同じくらいひどい編成になってるとおもいますよ。統計取ってないけど。

 

なのでこれに一生嘆いて味方ガ〜編成ガ〜としょうもないことにリソース割くくらいなら『この仲間達とどのように勝つか』をという思考をtrial and errorしまくる方面に割いた方が有意義かなと思います。

 

 

ガチマッチの勝ち方は『如何に勝つかを何度も何度も試合中演算し続けること』なのでここも意識して鍛えていかないといけないのかなーって思います。考えた上の実行が間違えててもいいんですよ。勝ち方に正解はないから考え行動し続けようぜ!ってことですね。

 

 

 

 

最後に大事なこと。

そもそも、なんで勝つことが大事かって試合に勝てば気持ちいいじゃないですか。『楽しくなるため』に上手くなろうと練習しているのにそこを履き違えたらまあまあ苦しいのかなとおもいます。

『上手くなるため』だけに練習してたら、結果だけを追い求めてしまい理想と現実のギャップで身体を焼かれ続け終わらない煉獄に囚われてしまうので気をつけたいですね。スプラトゥーン上手くなくても死ぬわけじゃないし誰も激しく批難しないから。

 

 

まとめ、『楽しく』勝つためには練習してリソースに余裕を持たせるしかないねってこと。

それを基に考え続けること、そのこと自体が=勝つために必要なことなのかなと思います。

 

 

 

 

おわりに

結局10割精神論かつ自虐的イタイイタイの拙文で涙ちょちょぎれなんですけど、頭の中メモメモできたんで満足です。

 

改めて自分で文章読んでみると自分が味方批判に親殺兄貴になってて笑うけど、ここに残したいのは批判ダメってことじゃないです。人間なので批判するときもあるけど、諦めようねってこと。

 

諦めることで本当の自分と向き合い、考え続けるために一つ一つ積み上げてくという行為。ゲームだけに限らず何事にも当て嵌まる大事なことだなあと思い筆を取りました。

 

スプラトゥーン3たのしみだ〜〜